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しもたかいどとふんだりけったり(訂正版)
先日、例のKO線の事故に巻き込まれたとき
気づいたことなんですけど。



しもたかいど駅ってあるじゃないですか。



しもたかいど。



この駅名を初めて聞いたとき、
てっきり勘違いしちゃいましたよ。


「下田街道」だって。


で、路線図で探すんですけど、
当然見つからないですよね、下田街道。



あとで確認してビックリ。


「下高井戸」だったなんてね。



でね。


僕は何で「しもたかいど」を

 下高井戸 ではなく 下田街道

だと、聞き間違えてしまったのか
というのがきょうの本題です。



僕は今まで、
これは最後の第6音節を長音として聞いてしまったことによる
勘違いだと思っていました。


しもたかいど。


しもたかいどー。



ふんふん。


下高井戸なんて地名はあまり一般的ではないですから、
初めて聞いたときの僕は
よくある「○○街道」の類だろうと勝手に想像し、
下田街道(/shimotakaido:/)と聞き取ってしまった可能性は
十分にあります。



でも、
それだけではない可能性に気づきました。



しもたかいど と しもたかいどー。


アクセントがおんなじなんですよね、
最後の音節が長音節になっても。


ほら。



 しもたかい
       ど



 しもたかい
       どー。



なぜこのようなことが起こるかというと、
日本語では複合語のアクセントは必ず最後の音節で下がる
という、法則があるからです。



たとえば、切手。


単独で発音すると、アクセントは

    て
 きっ

と、最後の音節で上がりますが、
記念切手のような複合語になると

 きねんきっ
       て

のように、最後の音節だけが下がり
単独で発音したときのアクセントとは変わってしまいます。



で、下高井戸。



これは本来

 下+高井戸

から成っている地名ですね。


それぞれのアクセントは

 し
   も



 たか
    いど

です。(高井戸のアクセントは違うかも…)


一方、下田街道のアクセントは、

 しも
    た



 かい
    どー

です。



仮に、このように単独で発音したときと同じのアクセントで
それぞれの複合語を発音すると、
下高井戸は

 し   たか
   も    いど

で、下田街道は

 しも   かい
    た    どー

となり、まったくアクセントが異なるため、
聞き違えることも起こらなくなります。



が、先述したように
日本語の複合語のアクセントは一様に最後の音節だけ下がりますから、
下高井戸も下田街道も

 しもたかい
       ど(-)

になってしまい、聞き取りが難しくなるというわけです。
(ただし下高井戸という地名をあらかじめ知っていれば、
聞き違える可能性はもちろん低いですが…)



ちなみに、
長音節の有無よりもはるかに大きな弁別機能を
アクセントは持っています。


日本語には長音があることの例として
よく挙げられる

おばさん と おばーさん

ですが、これらの違いは長音の有無というよりも
実はアクセントの違いによるところが大きいのです。

それぞれ、

   ばさん
 お

と、  

 おばー
     さん

となります。


これらをアクセントの違いで聞き取っていることは、
たとえば、

   ばーさん
 お

と、長音で発音しても叔母さんに、
また逆に

 おば
    さん

と、短母音で発音してもお婆さんに聞こえることからも
明らかです。(ちょっと不自然ではあるけれども)



下高井戸と下田街道はそれと反対の話ですね。

長音化しても互いにアクセントが変わらない。



∮∮∮



複合語になると日本語では
アクセントは一様に最後の音節だけが下がる
と言う法則と関連して。


踏んだり蹴ったりという表現。


これは普通に使われるときと慣用句として使われるときとでは
アクセントが違います。



普通に使われるときのアクセントは、
(例文:てつをくんは空き缶を踏んだり蹴ったりした)

 ふんだ   けっ
     り    たり

ですが、慣用表現として使われると、
(例文:まりんくんは道に迷った上、雨に降られてしまい踏んだり蹴ったりでした)

 ふんだりけった
         り

と言うアクセントに変わります。


これは、複合語と同じアクセントパターンです。


慣用表現の「踏んだり蹴ったり」は
動詞の連続(つまり2つの単語)ではなく
ひとつの複合語として用いられていることが、
アクセントから分かります。



わー、アクセント面白!



気づいたらこんなにも長くなってしまったよ。


最後まで読んでくれたそんな素敵なあなたは
ぜひコメントもよろしくね。



最近コメント数稼ぎに必死のにゃっきでした。
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【2006/11/30 22:57 】 | らくがき | コメント(6) | トラックバック(1) |
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コメント

おい!しもたかいどーの話は最初ににゃあに行き方を教えたときにオレもいったじゃあないか!それはオレのネタだ!

きっとこの記事もコメント返しで2が精一杯だよにゃあ。
【2006/11/30 23:41】| URL | 水 #-[ 編集] |

思わずじっっくり読んでしまいました。すごいですね。さすがジャパ科!これぐらい考えられるようになりたいです。
【2006/12/01 21:35】| URL | かわちょ #gUtXl2X2[ 編集] |

あ!コラかわちょ!やべえコメント3つにしちゃったよ!
【2006/12/01 23:54】| URL | 水 #-[ 編集] |

ごめん4つ!
アクセントの下がり目が微妙に違う気がするんだけど…。

しもたか
     いど
おばー
    さん
ふんだ けっ
    り  たり

じゃないですか??
アクセントの表記法詳しくないけど。
それともあれですか、岡山勉ですか。
【2006/12/02 00:30】| URL | かぶ #-[ 編集] |

「ふんだりけったり」は成句で使われるときは最後の「り」まで ̄なんだというにゃあの判断だよきっと。でも実は僕もかぶ寄りでした。
あーまたコメントしてるしオレ!でも半分がオレのコメントっていうね。にゃあ。
【2006/12/02 00:39】| URL | 水 #-[ 編集] |

>水
えー。でも確かにこのネタじゃあコメント付きづらいかとも思ったよ、あとで。

>かわちょ
そしたらかわちょがコメントくれたよ! かわちょて笑 自分から露呈~♪

>水(2回目)
ほらほら、これでコメント返し含め4つだよ。

>かぶ先輩
と思ったら、先輩がまたコメントくれたよ! アクセントの指摘ですが、確かに「おばーさん」と「ふんだりけったり」は先輩が正しいと思います。間違えてました。直しときます。あんまり詳しくない分野に関して書くのは危険でしたね。反省。でも下高井戸は間違いじゃないと思うんですけど…

>水(3回目)
そうね、成句のほうのアクセントは間違いないと思うけど、普通の「踏んだり」は「だ」でアクセントが下がる気がするよ。でも下高井戸のアクセントはゼッタイ間違ってないよー。別に先輩に反抗してるわけじゃなくさぁ。

けっきょくコメント返し含め6つです。あざーす。
【2006/12/02 01:21】| URL | にゃっき #-[ 編集] |
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